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あいかわらず実態を把握せずに正確なことを書いていない記事です。(調査不足で書けないかも)このような記事が出てくること自体が,販売不振の一番の原因だと思います。つまり,売り手の側の正確な情報の発信不足です。

(2013.1.19)

この記事では「最大の問題はインフラ整備」とされていますが,現在は日産の努力()や国の整備推進方針(2013年から3年計画で急速充電器を3万6千基に)によって,インフラは整いつつあります。()また,2010年のEVの発売当初からインフラが間に合っていないという指摘はありましたが,そのころでもそれなりに工夫をして東京大阪間を往復しているEVは多数ありましたし,普段の近距離走行では「インフラ」は問題となっていませんでした。

それでも「最大の問題はインフラ整備」と書かせる理由は,不正確な情報による思い込みによるところが多いでしょう。たとえば,この記事には,『走行距離は200キロ、しかも、普通の充電で電池を満タンにするのに8時間かかる。「使い勝手が悪いうえに値段が高い」のは確かであろう』と書いていますが,走行距離が実質180キロだとしてもその距離であれば高速道路に整備されつつあるサービスエリア(SA)などの急速充電器を使えば,充電に時間はかかっても長距離を移動することができます。

また,走行可能距離を問題にしているということは出先での急速充電を想定しなければならないにもかかわらず,自宅や宿泊先のホテルなどでの充電に使われることが多い200Vの「普通充電」を持ち出してくることに違和感を覚えます。この場合の文であれば,「走行距離は実質180キロ、しかも、急速の充電で電池を80パーセントにするのに30分もかかる」にするべきでしょう。

急速充電で30分では待つことはできないということであれば,「使い勝手が悪い」といえなくもありませんが,自宅に21時に帰ってから朝6時に家を出るまでの間の充電が「使い勝手が悪い」となれば,携帯電話の充電もじれったいものとなるでしょう。

記事には「インフラを整備するには、インフラを維持できるくらい自動車が普及していなければならない」とありますが,インフラを維持できるくらいの普及のためにそれを急ぎすぎると,急速充電器の前に充電待ちの列ができてしまうでしょう。

急速充電器の維持には1年間で100万円ほどかかるそうです。

リンク: .(2013.4.25)

日産では登録会員以外には30分で525円の料金を徴収しています。100万をこの525円で割ると約1905回で,これを1年365日で割ると1日に5台から6台が充電に来ないと赤字になる計算です。30分で1回ですから1日中切れ目なく充電できたとしても最大で48回,6台はそのうちの8分の1でもあります。

現在でも街中の急速充電器では,充電待ちの列ができることがあるそうですが,この連休中であれば,各SAでは充電待ちになってしまっていたかもしれません。EVの普及を急ぎすぎると,iPhoneの普及でつながりにくさが問題となってしまったソフトバンクの携帯のように,インフラ整備がますます問題になるかもしれません。ですから,バランスのとれた普及と整備が必要でしょう。

リンク: .(2013.5.1)

タイトルの件について,EVは売れていないといわれますが,2009年の法人向け販売から3年たった販売実績は,初期のHV車とほぼ同じであると,下記の著者はグラフを示しながら説明しています。

リンク: .(2013/03/15)

この中のグラフを見るとトヨタのハイブリッド・プリウスは1997年12月発売以来,6年間は年間1万5千台前後を推移しており,2003年になってようやく2万台になっています。トヨタのHV も販売不振が長らく続いていたのです。ですから,日産や三菱があと3年,普及に努めることができるか,その体力があるかが成功するか否かのカギを握っているのではないでしょうか。(2013.5.5の記事に加筆)

.の「」によると 「現在、NEXCO 中日本利用者カードのお申し込みが大変多くなっており、4月下旬にお申し込みをいただいた皆様のカードの発送は6月上旬になる予定」とあります。「不振」といえど,そこそこは売れているようです。(2013.5.5の記事に再加筆)