リンク: .(ブログからの情報)(2013/12/20)

2013/12/17に書いたに続いてNEXCO中日本も次世代自動車充電インフラ整備ビジョンを発表しています。

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この計画に基づいてNEXCO中日本が募集している業者と中日本が整備を進めるので,今すぐに急速充電器が整備されるわけではありませんが,設置場所をあきらかにしたことで事業は大きく進み始めたといえるでしょう。

このビジョンの中に既存の急速充電器データもあるのですが,いくつか面白い点があるので紹介し私の考えも述べておきます。

まず,このビジョンとは別に整備が予定されているところがあります。2014年度中に開通予定の新東名・浜松いなさJCTと豊田東JCT間に「新東名高速道路岡崎SA(仮称)」の上下線に各1基です。

次ぎに充電器の利用状況です。全充電器の平均利用回数は,1日に3.2回だそうです。後に書くように渋滞しているところもありますから,平均で3回弱ということは1日に1台もEVが立ち寄っていない充電器も結構あるということでしょう。これは,充電器設置場所が面としての広がりを持っていないために,一部に偏った利用数になっているとも考えられます。今回のビジョンのように点々と充電網が張り巡らされるとどこへ行くにも安心して,ゆっくりではなく普通の流れにのって高速を走ることができますから,全体の利用数を上げることにつながることでしょう。

EVオーナーだけに充電渋滞場所として有名な足柄SA(下り)は,2013年8月の平均が1日に12.4回,最悪だった2013年の9月26日は1日で26回充電されているそうです。24時間を26回で割ると55分ですから,約1時間に1台,1台が30分の制限時間いっぱい充電していたとすると,ほぼ1日途切れることなく充電されていたという状況でしょう。この状況から,海老名・談合坂とともに足柄SAは増設の対象になっています。

これに関連して,充電インフラ整備の考え方として充電器の種別は「経路充電であることと、短時間のうちに充電を満たす必要があるため、高速道路上の充電インフラの整備は全て急速充電器による」としています。しかし,SAやPAでトイレや食事で休憩すれば30分はすぐにたってしまいます。これを裏付けるように,EVオーナーであれば経験済みかもしれませんが,次の充電待ちをしているのに充電したままなかなか帰ってこない人がいます。

先を急ぐ人には急速充電器は必要ですが,そうでない人や休憩を充分取りたい人も中にはいるわけですから,「短時間のうちに充電を満たす必要がある」と決めるけるのは早計です。充電渋滞場所には設置コストが安くて済む200V充電器も平行して整備すれば,渋滞はずいぶん少なくなるのではと考えます。

言いすぎかもしれませんが,この整備の考え方をまとめた人たちは,EVオーナーではなくEVのことを十分理解しているとは言いがたいでしょう。そこで,NEXCO中日本へ「短時間のうちに充電を満たす必要」ばかりではないので,充電場所には普通充電器も平行して整備ほしい旨の意見を送っておきました。

(2013/10/27)その後,随時更新されています。

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【PDF:407KB】

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(PDF/235KB)

(2013/10/27)

NEXCO中日本へ「短時間のうちに充電を満たす必要」ばかりではないので,充電場所には普通充電器も平行して整備ほしい旨の意見を送っておいたら返事がきました。

(以下,一部引用)

12月13日に公表しましたNEXCO中日本次世代自動車充電インフラ整備ビジョンに関してご意見を賜りました件につきまして、高速道路上のSA・PAではお食事やショッピングをご利用いただいているお客さまもいらっしゃいますが、多くのお客さまにとってご旅行の目的地ではないため、経路充電として急速充電インフラが必要と考えております。
一方、普通充電200Vでの充電所要時間は、8時間程度要することとなっており、目的地充電の範疇と考えておりますのす。

(引用終わり)

そこで,更に以下のような要望を送っておきました。

「普通充電200Vでの充電所要時間は、8時間程度要する」とされていますが,この時間は日産リーフなどでゼロから充電した場合で,ガソリン車がゼロで補給することはあまりないように,EVも経路途中で8時間フルにかけることはまずありません。また,三菱アイミーブMグレードなどのようにゼロから4時間ほどで済むものもあり,食事やトイレ利用をしていれば30分はすぐにたってしまいます。食事をすれは1時間かかることも珍しくありませんし,多賀SAのようにシャワーや仮眠室を利用すればもっとかかるでしょう。

(2013/11/02)にあるように40分で約15km分を200Vで充電できますから,既存の分も入れて50km先のSAまでのつぎ足し充電と考えれば,普通充電も需要は充分あります。
今後EVが増えてくる対策として,経路充電=急速充電だけでなく,設置コストが少なく維持費も電気代以外かからない(ネットワーク化すれば別)普通充電器もSAによっては候補に入れていただくように再度お願いしました。