リンク: .(2015/08/22)

「クルマライター」と言う肩書きの野間氏が書いた記事ですが、あいかわらず車の記事を書く方々は電気自動車への誤解と偏見に満ちています。この記事を読んで、10年後も電気自動車にはミライはないのかと思われるといけないので、勝手に修正しておきます。

EVの航続距離はスペック上150~200km程度で、実走行すると約半分近くまで落ち込んでしまう

私の乗る三菱アイミーブMグレードは、スペック上の航続距離は120kmですが、エアコンなしで実走行すると100kmは走ります。少なくとも冷房を入れたままで走り続けても60kmということはありません。暖房をつけたままにすれば、約半分近くまで落ち込んでしまうことはありますが、それは1年のうちで限られた期間・季節でのことです。上記のような断定した書き方をすると読者に誤解を与えるでしょう。

三菱のスペック上の航続距離は180kmですが、や、三菱・16kWモデルはスペック上の航続距離は150kmですが、があります。(より引用。車種を間違えて一部訂正しています)

EVを充電するための充電ステーションが各所に設置されているが、その数は多くない

(2015/08/25)に書いているように、滋賀県内だけでも設置予定のものも含めて急速充電器は103カ所もあります。。「多くない」という前に、以下の検索サイトで都道府県を選んでみるとよいでしょう。

昨今はEVが増えてきて、先客のために充電待ちが発生することも少なくない

高速道路上のSAやPAの一部特定の充電器を除いて、滋賀県内で充電待ちをすることはあまりありませんが、上に書いたように充電器数は充実してきていますから、もし充電待ちがあっても近くの充電器へ向かうことで解決します。幹線道路沿いであれば、複数の充電器が存在しています。

(充電時間の長さ) だいたいのEVは急速充電30分で80%まで充電可能

「30分で80%」は、電気自動車に乗っている人さえも思い込みがちなフレーズで、筆者は電気自動車に普段乗っていないので、メーカーの宣伝から刷り込まれているのでしょう。

(2015/05/10)にも書きましたが、充電は次ぎの場所までの分をいれればよいので、わざわざ30分間めいっぱいかける必要はありません。電池によって特性は違ってきますが、この30分も「バッテリー残量警告灯が点灯した時点から」80%までの時間であって、電欠する寸前まで充電しない人は、ガス欠するまで乗り続ける人が少ないようにまれでしょう。(を搭載するアイミーブは15分)

下のレポートに書いたように、4月19日に使った静岡SAでは、充電率49%から90.5%まで入れるのに充電時間は約9分しかかかっていません。電気を使い切ってから30分かけて充電するよりも、ちょこちょこ入れた方が時間を効率的に使うことができます。

(2015/04/21)

EVはドライブや旅行で途中充電すると計画が大幅に狂ってしまう。

一充電での航続距離よりも長いドライブをする場合は、事前に途中充電を計算したり充電中に食事をしたりすれば、「計画が大幅に狂う」ことはないでしょう。さも電気自動車は不便なような書き方をしていますが、車載のナビやを使えば、予期しなかった急な充電でも対応することは可能です。

意識的に書いていないのかもしれませんが、電気代は急速充電でもガソリンよりは安価(会員制の充電カード利用)ですから、コスト面では電気自動車は有利です。

10年かかってこの状況であれば、EVはイノベーションではないのが明白である

「10年」とありますが,三菱がアイミーブを量産製造開始したのは2009年6月です。日産リーフに至っては発売日は2010年12月です。筆者がどこの時点から計算しているのかわかりませんが、2009年から今年で6年しかたっていません。

2014年9月末までに700万台を越えたハイブリッド車のプリウスも、1997年12月発売以来,6年間は年間1万5千台前後を推移しており,6年後の2003年になってようやく2万台になっていました。

「明白」かどうかは今後わかることでしょう。筆者が書くように電気自動車と親和性が高い「自動運転」の広がり次第では、電気自動車は注目されるかもしれません。少なくとも今判断はつきません。

(2013/03/15)

3.11の影響で電力供給が安泰ではなくなったことは、EVに対して大きな逆風となった

「核」発電所のことを念頭に置いているのでしょうが、先日川内発電所が再稼働する以前に猛暑日が何日も続いたにもかかわらず、事故前「原子力」発電に3割ほど依存していた関西電力をはじめ、全国的に電力供給不足におちいることはありませんでした。

下記にあるように「節電」と電気自動車とは相反するものではなく,「省エネ」にプラスになることはあってもマイナスになることはないのです。

(2011/12/29)

FCVは水素タンクをもち、水素ステーションで水素を充填して走行する。充電時間は数分

水素の充てん時間はよく「3分以内」とのデータを引用されますが、正確には充てんスタンドによりその能力に違いがあり、以下に書いたように「3分〜10分以内」とする方がより正確でしょう。

(2014/08/09)

(2014/11/22)

細々と書きましたが、電気自動車への偏見を捨て、ガソリン車とは違う土俵で電気自動車の公平な評価をしてもらえることを私は願っています。

リンク: .(2015/08/26)