リンク: .(2016/07/06)

ジャーナリスト寄本 好則氏が公益財団法人高速道路調査会発行の『高速道路と自動車』5月号に掲載された自身の原稿をブログにアップされたものです。

この中に以下のように触れられていますが、私も電気自動車によって、いかに自動車がエネルギーを多く消費しているかに気づかされた口です。

高速道路の上り勾配を走るとみるみるうちに減っていく電池残量には、自動車が移動するためにいかに多くのエネルギーを消費しているかを実感する。逆に、富士山五合目から標高差2000mほどを一気に下り、半分ほどに減っていた電池残量が回生ブレーキで満充電近くまで回復したこともある。EVに乗っていると、自分が使っているエネルギーの量や、その由来にまで敏感になることができるのだ。

一般の道路を走っていると、田舎道とはいえあまり速度を出すことはできないために、それほど気づきませんが、高速道路を高速で走っていると、みるみる間に電池残量が減っていきます。それはそれで当然なのですが、ガソリン車ではそのエネルギー消費量を深く考えることなく、アクセルを踏みこんできました。また、登り坂の場合も暖房を入れたときも、電気自動車ではそのエネルギー消費の多さを、否応なく目で知ることになりますが、ガソリン車ではそれを気にもしませんでした。

電気自動車はそんなもんだと割り切って走れば良いのですが、電池残量を見た私はなんだか『もったいない』の気持ちがわいてきてしまうのです。私の乗る三菱アイミーブMグレードは、10.5kWhと電池の容量が少ないので、余計にそう思うのかもしれません。

そこで、少しでも電費をよくするために、高速でも流れをじゃましない程度で時速80〜90キロまでで走り、登り坂でも後続の車が追いついたら先を譲り、冬でもなるべく暖房を入れずに済むように厚着をして乗っています。(電池の温度が上がると急速充電時に時間がかかるようになるので、上がらないように速度を抑えている面もあるが)

たかが「車」に乗るのにそこまでしたくないという人は、こんな姿を笑うでしょうが、燃費を争う『エコカー』といいながら、私の電気自動車の脇を時速100キロをゆうに超えるスピードで追い越していく「車」をみると、「どこがエコカーやねん」と突っ込みを入れたくなるのです。

もちろん、先を急ぎたい人はいるでしょうが、それほどでもない人にとって限りある資源を次の世代へ引き継ぐためには、筆者が言うように『少し不便』なぐらいが『ちょうどいい』のではないでしょうか。

.(2016/06/29)に書いたように、この夏は猛暑になると言われながら「省」「再」「新」のおかげで「節電」の呼びかけはないそうです。もし、これらのキーワードにもう一つドケケン」を入れることができたら、さらに日本全体でエネルギーを使わなくてすむのではないでしょうか。ドケケン」は、今の『普通』だと思っている運転がいかに無駄なエネルギーを知らず知らずに使っていることを「航続可能距離」という数字で教えてくれ、省エネ運転へと導いてくれるのです。

(2013/06/29)

このためには、筆者が書かれているように「自動車メーカー各社には、あえて電池搭載量を抑えた、軽快で廉価なモデルをラインアップしてくれること」が重要で、その意味で日産・三菱が計画しているとうわさのある()軽EVには大いに期待しています。

リンク: .(2015/01/03)