リンク: .(2016/08/24)

(テスラ・モーターズ)は、1充電走行距離を従来の400km〜509kmから542km〜613km (ヨーロッパの燃費測定方法 NEDC)へと100kWhの電池を選べるようになると発表しています。

また、価格は表示されていませんが、既に90kWhの電池を積むModel S P90D(1充電走行距離 509km)に乗っているオーナーも100kWhパックにアップグレードできるそうです。

ただし、P90Dを注文中の客は、納車前であれば、バッテリーを100kWhにアップグレードできるそうですが、10kWhのアップに 1,152,000 円(消費税込み)かかるという点には驚かされます。1000万円を越える車を購入できるオーナーですから、支払い可能な額なのかもしれませんが。

航続距離「300マイル(約480キロメートル)」は、電気自動車普及の一つの目安とされてきましたから、高額とはいえ市販車でこれを実現した意味は大きいでしょう。

現在、この「Model S P100D」は1480万円〜(消費税込)ととても普及価格帯の電気自動車ではありませんが、何年か後、電池価格が下がってきて、100kWhといわないまでも60kWhのものが手の届く価格になってきたとき、急速充電器の環境も今とは違ったものとなるかもしれないとふと考えました。

「Model S P100D」は、一度満充電すれば、東京と大阪間を充電なしで走ることができてしまいます。大容量の電気自動車であれば、その間の充電器は不要になるということです。価格的にも大容量のものがすぐに増えはしないでしょうが、電池容量の増加に反比例して途中での充電機会(経路充電)は減るだろうと予想できます。ハイブリッド車が燃費の向上とともに給油する機会が減ったように。

充電回数が減るということは、やがて充電器の存続をあやうくするかもしれません。今でさえ維持するには充電料金は安いといわれていますから、設置者の持ち出して急速充電器は持ちこたえているのでしょう。集まる料金が少なくなり、設置者にとって集客などのメリットがなくなれば、撤収も選択肢に入ってくるかもしれません。実際に、.(2016/08/23)では、「沖縄県で高速道路やコンビニなど22カ所に急速充電ネットワークを構築していた会社が破綻した」と伝えています。(補足:「22カ所」の詳細は不明ですが、を見ると沖縄自動車道には、中城PA(上下線) 伊芸SA(上下線)に急速充電器があるようです。のページで紹介されていますから高速道路上のものは、破綻した会社のではないかもしれません)

電池容量が増えて充電回数が減ったとしても、充実した充電ネットワークがあるからこそ、安心して遠方へ出かけることができるのですから、今からネットワーク維持へ知恵を絞っておく必要があるのかもしれません。