リンク: .(2016/09/05)

電気自動車やプラグインハイブリッド車にソーラーパネルの搭載がなかなか実現できなかった理由や、採用に向けた兆しについての記事です。

プリウスPHVには、オプションでソーラーパネルが選択できるようですが、その価格に見合うだけの効果が出るのでしょうか。発表されている資料によると、最大出力180Wのソーラーパネルで年間平均1日当たり走行可能距離は約2.7km(最大約5km)だそうです。1リッターで20km走るプリウスにとっては、ソーラーパネルでの走行可能距離が約3kmだとすると6分の1以下でしかありません。

現在、ですから、6分の1というと20円分ほどです。年間に10,000km走るプリウスが20km/Lの燃費だとすると1年間に500Lのガソリンが必要で、ガソリン代は57,500円となります。ソーラーパネル走行可能距離は1日分ですから、1年間晴れて毎日充電できたとして、20円×365日=7,300円です。5年間走ってもソーラーで発電し節約できる分は約36,500円です。円高とガソリン安の中では、オプション価格は不明ですが、その価格差をうめることは難しいかもしれません。

しかし、もともとハイブリッド車はガソリン価格を考えたときにガソリン車に比べて割高ですし、電気自動車も補助金額の減少でますます割高になっていますから、費用対効果が薄いなどと言える立場ではありません。ガソリンの消費が少しでも減るのなら、高い買い物ではないかもしれません。

それよりも今回世界で初めて車載ソーラーパネル採用が市場に投入されることに敬意を表したいと思います。今後は、より面積の広いトラックやバスに、高効率なソーラーパネルが載り、それが当たり前な将来が来るかもしれません。住宅の屋根にソーラーパネルを見ない地域は、もはやないのですから。