PHVこそ安心できる最良のEV(2017/12/04)

電気自動車に「」と言われることの多い大企業トヨタを応援したい気持ちは、わからなくはないですが、正確なデータや記述をもっておこなってほしいものです。 たとえば、以下のような記述があります。
サービスエリアやカーディーラーなどには直流の高速充電器が設置されているが、ガソリンスタンドを探すほど簡単ではない。仮に運よく見つかっても、充電に1時間近くかかる。
筆者が「EVドライバーの心理として一番の心配は長い距離を走ること」とお書きのように、電気自動車の欠点?の一つはガソリン車と比べると短い走行距離ですから、一日に長い距離を走る電気自動車オーナーは特に、充電器の設置場所の情報は前もって手に入れていることが多いと思います。の「急速充電器」がすでに設置されているように、いくら充電器インフラが整ってきたとはいえ、充電器探しを「運」にまかせるような電気自動車オーナーはまずいないでしょう。

「運」にまかせ走りまわらないまでも、気にかけていれば充電器は結構あるものです。「充電器はどこにあるの?」と私に問われときに、今住む市内の充電器をすぐに10カ所以上あげると驚かれます。

筆者は電気自動車に普段から乗っていない方でしょうからご存知ないのでしょうが、メーカー側も「運」にまかせることがないようにすでに手を打っています。たとえば、トヨタは、三菱はの専用版を、はナビゲーションで対応していますし、他にもや、といった充電器検索アプリもありますから、ピンポイントで充電器まで『簡単に』たどり着くことができますし、充電器の情報も事前に手に入れることができます。(加筆:コメントにいただいたように、充電器の運休や休止情報がすぐにアプリに反映されない場合はあります。)

また、『充電に30分』というのは定例のフレーズですから、にわかに電気自動車の記事を書かなければならなくなった記者はよく使いますが、「充電に1時間近くかかる」ということはまずありません。急速充電器の制限として上限を「30分」としていることが多いためです。新しくなったもの電池を積んでいると30分では十分ではありませんが、次ぎに並んでいる電気自動車がいなければ、再度30分追加で充電することは可能ですが、次の電気自動車があらわれれば「マナー」としてすぐに充電を中止してゆずることとなります。

他にも「自宅の交流100Vのコンセントにプラグを差しておけば」などは、もう少し正確に書かないと誤解をうみます。専用線で200Vのコンセントを作っておけば、プリウスPHVで約2時間20分で満充電になりますが、普通のほどかかります。専用線の工事は、ディーラーが負担している場合もありますが、近所の電気屋さんに頼むと安くできます。

筆者は「トヨタにとって、テスラなどは敵ではない」と書いていますが、「脅威」でないまでも正確に伝えないとEVシフトへの対応を誤ってしまうかもしれません。

ちなみに大前研一は、以前にも2012年の週刊ポストで「EVへの“勘違いエコ”」なる解説記事を載せていますが、ドケケンへの勘違いエコ」のカン違い(2012/09/24)で、電気自動車ニュースはその記述の誤りを指摘しています。