(2018/02/20)

経済産業省は、ガソリンスタンドで水素や電気を供給できるように施設の設置基準を早ければ2019年度にも緩めると報じています。

人口減による車そのものの減少や燃費の向上などでガソリン需要が減り、同時にタイヤやオイルの交換作業などの収益も減る中、経産省はガソリンスタンド網を支えるために地域のエネルギーの総合拠点にしたいそうです。そこで、今まで給油スペースから離れたところにしか設置できなかった充電器を給油スペースの近くに併設できるように規制緩和するということのようですが、そう上手く行くでしょうか。

今でもガソリンスタンドにはあります。確かにここ「 」は、広い敷地の中の端に充電器が設置してあります。しかし、 (2018/02/16)にあるように、充電での利益はガソリン販売のように多くはないでしょう。また、給油よりも充電の方が時間がかかりますから、回転効率が悪いのは確かで、給油スペースに近すぎるとガソリン車のじゃまになりかねません。


さらに電気自動車はブレーキではなく回生発電で減速することが多いことからタイヤの減りも少ないですし、エンジンがありませんからガソリンスタンドの収益のひとつになっているオイル交換そのものがありません。

充電時間がある分、コンビニ併設であれば買い物もするでしょうが、現在もローソンやファミリーマートといったコンビニに充電器が備え付けられているところがありますから、既存店との競争になるでしょう。

ガソリンスタンドに充電器を設置して収益が上がるかどうかは別にして競争力があるのは、先に紹介した「」のようなところでしょう。近くに競合する充電器やコンビニがなく、北へ向かう先には県境への坂道があるからです。坂道は電力をより消費しますから、その前に充電しておこうという考えが働きます。

急速充電器の数が増えることはうれしいことですが、このようなところは限られているのではないでしょうか。

(「給電は最低でも20~30分」とありますが、これは間違ったフレーズで、「給電は長くて20~30分」です。30分は充電制限いっぱいの時間です。電池容量の少ない電気自動車やトイレ休憩などの間についでにちょっと充電するのなら「給電は5~10分」でも十分です)

(オマケ)掲載されている写真奥のアイミーブは知人のものです。日経にはよく出てくるので、使い回しているようです。