電池の話題を3つ

( 2018/05/16)

一つは、車載電池を作る中国の寧徳時代新能源科技(CATL)がヨーロッパに工場を建設するようだという記事です。

中でも注目したのは、電池の調達価格が「1キロワット時あたり100ユーロ(約1万3千円)以下」となるというところで、その結果「19年から量産を始めるEV「I.D.」を現行のエンジン車と同等の価格で販売」する見込みだそうです。

2009年頃初期の電気自動車は、車両価格の半分近くが電池価格だといわれたものですが、あれから約10年でエンジン車と同じ価格になるという、いよいよドケケンの最終段階」が迫ってきたようです。

その電池は価格だけでなく、性能も飛躍的に伸びています。

2つ目の(2018/05/12)には、電池の劣化は気にならなくなっていると書いています。

私のアイ・ミーブMグレードでも8万キロで劣化は進んでいませんが、25万キロというデータが示すものは「劣化」の心配というものが過去のものとなるかもしれないということです。

ただし、これには「温度、充放電、セル間バランス調整」といったマネジメント技術があってのことで、それがないか、もしくはそれに対して甘い対応しかしていない電池では、「劣化」はつきものです。

また、同一規格といっても製品の「当たり」「はずれ」はつきもののようで、優れたマネジメント技術を駆使しているテスラの電池でも記事中のグラフを見ると、一部で平均よりも大きく離れた電池が存在します。

(画像:テスラのHPより引用) 

3つ目は、電池の性能改善に関する記事です。

( 2018/05/19)によると、電極に「赤リン」を活用したところ、従来の黒鉛を使用した物と比べ、蓄電量は二倍に達したとしています。

単純にはいかないでしょうが、同じ電池で蓄電量が二倍になるということは、一充電走行距離も二倍近くになるということです。

このようにリチウムイオン電池の改良は日々進んでいるようですから、次ぎに期待される「全固体電池」の性能と価格がよほど秀逸で低価格でないと、量産が確立しているリチウムイオン電池には追いつけないかもしれません。