(2018/06/11)

「EVブーム」の今、EVであっても、製造段階からバッテリーに充電する電気をつくる過程など、ライフサイクル全体をみた場合、CO2排出量は皆無ではないのでEVを過大評価しては「いけない」とする記事です。

一昨日の「EVなんて買ってはいけない」(2018/06/11)にもあるように、「ブーム」にブレーキをかけたい記事は相変わらず出てきます。と、その前に、確かにEVは注目はされていますが、業界では「ブーム」であっても、各メーカーのEVが出てくるのはまだ先です。それでも、EVの足を引っぱる記事が散見されるのは、それだけEVが市場でも「ブーム」となりうると感じているからなのかもしれません。

この記事ではEVの過大評価の例として、論文を引用する形で「現在でも石炭火力発電の比率が高い」ドイツを取りあげ、「最も効率的なエンジン車のほうが、EVよりもライフサイクル全体のCO2排出量が少ない」とし、「ドイツでEVを使う場合には、必ずしもCO2を削減する方策にならない」としています。

その論文で引用されているデータは2015年のものですから、「現在」には無理があるのではないかと調べてみました。

「ドイツのエネルギー関係データ」の「」によれば、2015年は「石炭」「褐炭」の合計値は42.1パーセントとなっていました。確かに比率は高いです。

しかし、2017年のデータでは、「石炭」「褐炭」の合計値は37パーセントに減ってきており、再生可能エネルギーは、29パーセントから33.1パーセントへと徐々に伸びてきていました。

「過大」な評価にはならなくても、ドイツでのEVシフトは、十分「評価」しうるものになっていくのかもしれません。それに比べて日本は・・・。