梅雨明けのような夏を思わせるこの時期、電気自動車に関する面白いネタがありません。そこで、こじつけで記事作りを。

先日 EVに4WD車を(2018/07/06)で日産「」を取り上げましたが、その車は(2018/07/08)だそうです。

(日本自動車販売協会連合会)

(画像:日産のHPより引用)

「ノート」の中にはガソリン車もありますが、ノート内の売り上げランキングでは「」が上位を独占しており、「2016年11月以降の累計販売で、ユーザーの約7割が・・・「e-POWER」車を選んだ」とあります。ちなみに「e-POWER」とは、エンジンは発電だけで、その電気でモーターを駆動するシリーズ型ハイブリッド方式です。当ブログでは「なんちゃってEV」に分類しています。

先の記事に中には以下のようにあります。
モーターで駆動する「e-POWER」は電気自動車(EV)のように太いトルクを利して鋭い加速力を特徴とする。逆にアクセルから足を離すとガソリンエンジン車よりも強く減速する。そのため、ブレーキを踏む機会が減る。ディーラーなどの試乗会で「e-POWER」を体験し、購入を検討する人が多いという
日産では、ガソリン車以上に「リーフ」で「試乗体験」が「購入」へと強く結び付くことを学習したのでしょう。「e-POWER」でもその手法が効果を発揮しているようです。

ここで注目したいのは、モーターの「鋭い加速力」というところです。記事ではモーターの回生によるブレーキのことにも触れられていますが、アクセルだけによるいわゆる「ワンペダル」での速度の加減速は、ガソリン車ユーザーには慣れるまでに少し時間がかかることから、1泊2日でも試乗しないとその良さがわかるまでには至らないでしょう。ですから、購入動機を後押ししたものは、モーターの「鋭い加速力」がより大きいと考えられます。

ここでのモーター体験は、電気自動車への垣根をより低くしてくれるのではと思います。土俵の違う電気自動車への抵抗感を「なんちゃってEV」が払拭してくれるのです。

ただし、静かな中での加速は、すぐに始動するエンジンの音にかき消されてしまいます。初代プリウスに乗ったときにもありましたが、静寂の環境がもっと長く続かないのか私は残念に思ったものです。そのように思った人へ、日産では「リーフ」を紹介するのでしょう。

日産がいうように、ノートを入り口にして電気自動車に興味がわき、リーフへと結び付いていくことで電気自動車ユーザーを増やす戦略もあるようです。

「NOTE e-POWER」に試乗(2016/11/19)

問題は電気自動車の高い価格ですが、、「ノート e-POWER MEDALIST」の新車価格は約235万円で、ガソリンモデルである「ノート MEDALIST」の新車価格は約209万円です。ガソリン車よりも約26万円高 くなっています。本体価格表記は少し違いますが、 (2018/06/11)にあるように、26万円もの差を埋めることは難しいことです。

にもかかわらず、7割の人が「ノート e-POWER」を選ぶのは、 それだけ加速性能や一時の静けさに魅力があるからかもしれません。

裏返していえば、ガソリン車との差額が30万円ぐらいの電気自動車が発売されれば、売り上げを伸ばすことができるということでしょう。現実には電池の価格から考えて難しいかもしれませんが、「ノート e-POWER」は、くしくも電気自動車の販売方法や販売価格を示してくれています。